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20090306から 日常メモ用とか ■日常に思ったことを、メモしていきます。 ■疑心と許容を信仰しています。 ■正しい保障なんて無い。 ■正確さより、人の心を動かすものがあるのも知っています。 ■あと、空想旅行、深夜便.夢旅行とかなんとか。
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(7の続き)
 私は運命を信じない。人にとってあらゆるものは必然ではなく、偶然によってなりたっているのだから。少なくとも人間にとって絶対の未来など分からない。
 完璧な情報と完璧な計算を行うことができるのならば未来は完璧に予測できるかも知れないが、そこに予測したという情報が欠けてしまえば完璧な予測にはならない。予測を知った情報を加えても、さらにその予測を知った情報を加えて予測し直さなければならない。運命という神の手でも存在しない限りそれらは永久に変化し続け、例え神の手があったとしても一切の未来を統一することなどできない。
 それに完璧な情報を得ることも完璧な計算を行うことも人間が行えることではない。だから人にとってあらゆるものは必然ではなく、偶然によって成り立っていると言うのだ。

 空想の物語でもよく言われるように、運命は決まったものではなく自ら切り開くものだ。未来は自身の手で創るものであると、そう考える方が人の心にとっても望ましい。
 人間において何より重大なのは真実や真理などではない。人間にとって重大なのはその心がより納得できるかどうかだ。
 自分は自分や人に動かさせられているのではなく自分自身が動かしているのだから、その自覚を持たなければならない。

 人の心は好ましい相手を助けたがる。好ましい人間になれれば人に助けてもらえることも多くなるだろう。人に助けてもらいたくば人を助けよ、人への情けも巡り巡って自らに渡ることすらあろう。
 こと社会においては人を動かすものこそが強者であり、あらゆる手を尽くして人々の心を動かせば、それは文化の軍隊にもなりえよう。例え人を動かしたくなくとも、人を動かし動かされることは人間社会において避けられぬことなのだから、その理に逆らうことは不毛である。
 心のためにあるのが人間だ。

 夢はいつか叶うという定理はありえないが、いつか叶うと信じる方がより尽くすこともできよう。人にとって不可能は可能なことを尽くした後に分かるのだから、何も尽くさずに何が不可能か。
 とは言っても明らかな無理は無謀だろう。人が生身だけで宇宙やマグマの海を旅できようか。しかし、世界の原理として不可能でないのならば人に不可能なのかは分からない。
 それこそ諦めていいのは無理を知った時と万策を尽くした後だけである。

 現状維持は緩やかな堕落である。少なくとも時を維持することはできないだろう。
 ならば向上を求めなければならない。目標を決めそのために行動を起こさねばならない。可能な限りを尽くさねばならない。少なくとも、するべきことをしなければならない。
 世界を変えてきた人間というものは心の渇きを満たそうと渇望し続けた人間ばかりだ。あらゆるものを省みることなく自らの意思を貫こうとすることは、その意味がどうであれ凄まじいことには変りない。

 心を満たして安らかに死ぬことは望ましいかもしれないが、心を満たされる事無く求め続けて死ぬこともまた人の華と呼べよう。植物のように心乱されることもなく果てるも人、花火のように心を燃やし散らせ果てるも人、ただどちらともなく果てるも人だ。
 だが人は、生物が死を忘れてはならない。少なくともいまだ生き続ける術はなく、もしそれがあろうとも人は生き続ける者を限るだろうし、限りなく生き続けることもできないだろう。
 人には生物としての役割をまっとうする必要が無くとも、生物としての役割があることを忘れてはならない。例えしなくとも、例えできなくとも、その役割があった事を忘れてはならない。未来に生きるものを蔑ろにしてはならない。

 未来を思え。見えずともやがて来る。

 時を止めることなどできない。
 必要な、するべきことを忘れるな。

 今の私のようであってはならない。
 誰しも人として生きなければならない。
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